トンツカタン森本バナシ

プロダクション人力舎所属、トンツカタン森本のブログ

キングオブコント準々決勝バナシ

「インタビューやるよ!」

昨日、『キングオブコント』の準々決勝に出場してきた。会場入りするとカメラマンさんが何人もいらっしゃって、各組にネタ前のインタビューをしていた。僕らも呼ばれたのだが、ちょうど相方の菅原が喫煙所に行っていて不在だということを伝えると「では戻ってき次第やりましょう。僕そのへんふらふらしてるんで」と言われた。そしたら近くにいた夜ふかしの会大重さんが

「了解です!」

と誰よりも早く返事をした。そして菅原が戻ってくるやいなや大重さんが「インタビューやるよ!」と、トンツカタンを集結させてくれた。なんの使命感だったんだろう。

怒濤の例え

楽屋に戻り、同じグループのラバーガールさんと香盤表を見ながら「このメンバーの中から勝ち上がらないといけないのかー。キツいね」という話をしていたら飛永さんが
「デブなのにSサイズのTシャツ着てるくらいキツいよね」
と言い出した。若干ニュアンス違うんじゃないかなと思いつつ「まぁそれくらいキツいってことですよね」と答えた。すると大水さんが
「ズボンのサイズ28なのに24履かせられるくらいキツいね」
と畳みかけてきた。「いや、さっきの例えで十分なんで」と言いかけたらそばにいたニューヨーク嶋佐さんが
「FカップなのにAカップのブラジャー着けてるくらいキツいですね」
急になんなんだよ。さっきからただただキツいことを言ってるだけじゃないか。その直後に飛永さんが思いついた顔で
「お腹いっぱいなのにまだ食べさせられるくらいキツいよね」
2周目突入すんな。こんなの無限に続くよと思っていたら嶋佐さんが
「それはキツいじゃなくて、無理じゃないですか?」
「そうか、それは無理だったか。そうだね」
どっちだっていいよ。この状況がキツいわ。

ピッチング動画

楽屋で阿佐ヶ谷姉妹さんに挨拶したら江里子さんが
「あ、そうだ。ピッチングする動画おもしろかったです」


と、僕が先日三福エンターテイメントさんに撮られた全力エアピッチングの動画を見られていた。ちなみにおもしろいつもりでやってはいない。

すると同じくこの動画を見ていたニュークレープのナターシャさんが
「俺もあのピッチング撮らせてや」
と言ってきた。

緊張感漂う賞レースの楽屋での全力エアピッチング。そりゃ後ろのトップリード和賀さん、夜ふかしの会鬼頭さんもお手本のような苦笑いをするわ。

「ふぅぅぅーーー」

出番が近づき、舞台袖で待機していると、芸人たちの緊張の面もちを収めようカメラマンさんが様子を撮影しにやってきた。
するとその瞬間、ラブレターズ塚本さんが「ふぅぅぅーーー」と、完全にカメラを意識したボリュームの息づかいをしだした。「俺を撮れ!」と言わんばかりの肺活量を見せつけてきた。
あまりのアピールにカメラマンさんが塚本さんにカメラを向けると、右隣にいた相方の櫻田が「すぅぅぅーーー」と、激しく息を吸ったり、左隣にいた菅原が「ふぅぅぅーーー」と、塚本さんの顔に吹きかけたりしていた。このテープの無駄遣いにカメラマンさんも「こんなのが撮りたかったんじゃない」という顔をしていた。

準決勝進出者発表

無事出番も終わり、東京の準々決勝は幕を閉じた。準決勝進出者の発表は数日後ということで、なんとか通っていることを祈って待ちたいと思う。いやー今から緊張してきたな。

 


ふぅぅぅぅぅーーーーーーー

とんかつを食べる理由バナシ

ウエストランド井口さんととんかつ

みなさんは最近とんかつを食べているだろうか。僕は最近短いスパンで2回食べている。そしてどちらもウエストランド井口さんと行っている。井口さんとはよくライブ終わりで一緒にご飯へ行く仲だ。
さかのぼること数ヶ月前。井口さんと一緒だったライブで想定以上のギャラをいただいた。それでテンションが上がった僕たちは普段は選択肢にすら入らないとんかつ屋で豪勢に過ごすことにした。しかしいざ入ってみると値段の高さに狼狽してしまい、豪勢に過ごすどころかその店で一番安いロースかつ定食を頼むという守りの姿勢に入った。

「全然空いてないじゃん」

最近は僕らが単独ライブでバタバタしていたというのもあり、なかなか井口さんと会う機会がなかった。そして先日ようやく久しぶりに井口さんとライブが一緒になったので、終わりでご飯へ行くことになった。「なに食べます?」と聞くと
「とんかつ食べたいけどなー…」
と、とんかつの口であることを吐露した。しかしあの日のような臨時収入があるわけではないので、とんかつに行く口実が不足している。一旦とんかつはキープということにして、近場の中華料理屋が空いているか見に行くことにした。
いざ中華料理屋の入り口に着き店内の様子を見てみると、ご飯時ということもあり混雑はしていたがちらほら空席があった。ほぼほぼここで決まりかなと思い、「空いてそうですね。ここでいいですか?」と聞くと
「うわぁ、全然空いてないじゃん。これもうとんかつしかないな」
僕は耳を疑った。この人とんかつに照準合わせすぎて会話のラリーができていない。なんで『消去法で決まりました感』出してるんだよ。そうして僕らはとんかつ屋へと向かった

「ややウケだったし」

やはりまだ自分の中でとんかつを食べることへの罪悪感があるのか、とんかつ屋への道中で井口さんがぶつぶつと『僕たちがとんかつ屋に行く理由』をつぶやき始めた
「久しぶりに森本くんと会えたわけだし」
「新宿には他に食べるとこがないし」
「今日ライブ2本ハシゴしてがんばったし」
「ハシゴっていうことは移動したから偉いし」
「2本目のライブはややウケだったし」
切るカードが弱すぎる。ややウケを理由にとんかつ食うな。
こうして二人とも『仕方なく顔』でとんかつ屋に入店し、またしてもメニューを開いて「た、たけぇー!」と、同じ過ちを繰り返した。さっきから人間の悪い部分しか出ていない気がする。

「バズりたい」

ロースかつ定食を食べながら井口さんは
「僕はとにかくツイッターでバズりたい(たくさんのリツイートやいいねをされること)」
と言い出した。それだけおもしろいツイートをしたいというのは芸人としてとても大切な心意気だなと思っていたら
「とりあえずネコ飼うことから始めようかな」
と、動物の力に頼ろうとしていた。おもしろさは度外視していた。

とんかつを食べる理由

先週も井口さんとライブが一緒になり、ご飯へ行くことになった。冗談半分で「とんかつ行きます?」と聞くと
「んー、まぁそうなるかー」
そうなってしまった。この人、とんかつに対するリミッターが外れてしまっている。あわてて「一応中華だけ空いてるか見てから行きましょうか」と言うと
「いや、もう直接行こう」
井口さんはなんの迷いもなく、堂々とした足取りでとんかつ屋に入っていった。その男らしい立ち居振る舞いを見て僕はハッとさせられた。そうか、僕は必死にとんかつを食べる理由を探していたけど、そんなのいらないんだ。食べたいものは食べればいい。井口さんの歯に衣着せぬ芸風のルーツを垣間見た気がした。一通りメニューを確認したあと、井口さんは店員さんを呼んでこう言った

「すいませーん!しょうが焼き定食ひとつ!」

「とんかつ食べねーのかよ」と言いかけたが、とんかつを食べないことにもまた、理由はいらないのだ。

 

おまけ

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『彼氏ととんかつなう』風写真

 

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夜景を見るつもりが『漫画喫茶に泊まろうとする人』みたいになる井口さん