トンツカタン森本バナシ

プロダクション人力舎所属、トンツカタン森本のブログ

丑三つ時に飲み誘われたバナシ

「ヒマしてない?」

先日、夜中の2:30に先輩のゴッホ向井ブルーさんから「いま森本の家の最寄り駅で飲んでるんだけどヒマしてない?」というLINEが来た。基本的に夜中の2:30にヒマしてる人間はいない。この一発のLINEで彼が異常者だということがわかる。でも僕は行くことにした。このまま普通に就寝してもなにも起こらないし、こういうイレギュラーが後々振り返ったとき「行ってよかった」と思えたりするからである。

3時前ごろに指定されたお店に到着すると、ゴッホさんとランパンプス寺内さんが飲んでいた。聞くところによると寺内さんは前日に僕の家の近所に引っ越してきたらしく、ゴッホさんに同じ手法で呼び出されたらしい。たしかに僕が店に入った瞬間「ようこそ地獄へ」みたいな顔をしていたし、肩掛けカバンを一回もおろさずいつでも逃げ出せるような状態で飲んでいた。

ランパンプスさん、ゴッホ向井ブルーさん、そして僕らトンツカタンは芸歴は違えど同世代ということで今年から『27カラット』というユニットライブを不定期で開催している。年も近いので青春時代の話をすればいやがおうにも盛り上がると思いきや、「いやーあれ懐かしいよな。学校の人気者を校庭に集めて話を聞く番組!」と、広島のローカル番組を全国ネットだと勘違いして話し始めるゴッホさん。一瞬『学校へ行こう!』の話かなと思ったけど、よくよく聞いたらジャニーズの人は一人も出てなかったので違った。

「足つぼ検定があるんだ」

昔話に花が咲かないこと1時間。ここでゴッホさんが思い出したかのように「そういえば、8月9日空いてる?」と言い出した。「なにかあるんですか?」と聞くと「実はその日、静岡で足つぼ検定があるんだ」と真剣なまなざしで言われた。どうやらゴッホさんは足つぼを勉強して資格を取り、テレビ番組の罰ゲームなどで足つぼを押す仕事を狙っているらしい。そんなことよりお客さんの笑いのつぼを押せよと思ったが、足つぼ師としてテレビに出たときの立ち振る舞いやボケ案をどんどん出してくるので言えなかった。ゴッホさんの熱弁を聞いた寺内さんも寺内さんで「足裏って平べったいようで深いんですね」と、脳みそを一切稼働してない発言をしたりしてて「あぁ、この人も話にならねえ」と絶望した。

しかし足つぼ検定を持っていないよりは持っていたほうがいいのは事実で、奇しくもその検定の翌日が『27カラット』なので、そこで企画の罰ゲームで足つぼ試すのはどうかという提案をした。そしたら寺内さんも同調してくれて結構テンション上がったのだが、それを受けたゴッホさんが「んー、なんかそうやって行け行けみたいに前向きな感じで来られると取りたくなくなっちゃうな」と、まさかのあまのじゃく発動して一気に萎えてしまった。しかも今思い返すと「8月9日空いてる?」ってことは僕らにも一緒に検定受けさせようとしてたということになる。なんだよ、足つぼ師が3人いるユニットライブって。罰ゲーム執行人充実させんな。

「柔軟剤」

ゴッホさんがやる気をなくしたところでお店を出ると、ゴッホさんが「よし、今から寺内の家を見に行こう」と言い出した。寺内さんはお手本のような苦笑いとともに「ハハ…はい」と観念した。寺内さんの新居にお邪魔すると、大きなホワイトボードが目に飛び込んできた。「ホワイトボードに憧れがあって買っちゃった」とのこと。右下に小さく「柔軟剤」と書かれているのをみて、「だいぶ持て余してるな」と思った。そのあともしばらく物色しながらゴッホさんと二人でああだこうだ言ってると「そろそろ帰ってくれ!」と言われた。コントだったらここで暗転するだろうという、オチ台詞のようにきれいな声の張り方だった。

寺内さんの家を出て、ゴッホさんと別れ、一人家路につく帰り道。白んだ空を見上げてつぶやいた。


「今日行かなくてよかったやつだ」

 

『27カラット』の告知

そんなゴッホ向井ブルーさん、ランパンプス寺内さんも出るユニットライブ『27カラット』が8月10日の19:30から新宿角座で開催される。「行ってよかった」のやつにするので、よろしければ足を運んでみては。

単独ライブ終わったバナシ

単独ライブを終えて

7月21日、22日に行われたトンツカタン単独ライブ『トンツカタンⅠ~君の笑顔の為だけに~』が無事終了した。初めて3公演やらせていただいたけど、周りの皆さんのサポートのおかげでなんとかやりきることができた。今回僕らが単独ライブをやらせていただくのは3回目なのだが、この『周りへの感謝』というのは毎回強く思っていて、手伝ってくれた後輩たちとの打ち上げで乾杯のあいさつをする時「今回はみんなが手伝ってくれたおかげでなんとかなりました。だからみんなが困った時はいつでも言ってくれ。必ず駆けつけるから」と言った。完全に名言だと思ったので言ったあと少しだけみんなの顔を見渡したら全員真顔だった。誰にも刺さっていなかった。なんだったら「早く飲ませろよ」くらいの目をしているやつもいた。僕はビビってすかさず「乾杯!!!!」と、その日ネタを20本やったとは思えないほどの声量でごまかした。おそらくそのせいでその日僕は何度か無視された。

単独ライブ前日

もちろん先輩たちにもたくさん助けていただいた。衣装を貸していただいたり、差し入れ持って見学しに来てくれたり、「行けないけどがんばって!」とLINEしてくれたり。その中でもじぐざぐジャンプさんに関しては単独の前日の稽古中に差し入れを持って現れてくれた。

f:id:oishiikabegami:20170724204544j:plain

「お茶とスポーツドリンクと栄養ドリンク。もちろん紙コップもあるから。で、甘いもの食べたいと思うからお菓子を何個か。あ、あと森本個人にこれあげようと思って…」

と言いながら取りだしたのが

 f:id:oishiikabegami:20170724204447j:plain

「うんこ漢字ドリルね」

僕が思わず「なんでだよ!!」と言うと、ジャンプさんはサングラスをクイっと上げながら「それが聞きたかったんだ」と言って稽古場を去っていった。トータルなんでだよ。

単独ライブ当日

本番当日は楽屋にいろんな人が差し入れを持ってやってきてくれた。せっかくなのでひとりひとり写真に撮ろうと思い立ったのだが

f:id:oishiikabegami:20170724210102j:plain

おとぎばなし花里

f:id:oishiikabegami:20170724210108j:plain

アナクロニスティック長谷川

を撮ってから「ちょっと忙しいしめんどくさいな…」と思って断念してしまった。しかしそんな中でも思わず撮ってしまったのが

 f:id:oishiikabegami:20170724210114j:plain

魂ず小橋川さんである。というのも、ペットボトルのカフェオレとミルクティーを持ってきてくれたところまでは非常にありがたかったのだが、それについて「俺も単独やったからわかるけど、こういう差し入れが一番うれしいでしょ?いつでも飲めるし、飲みきらなくてもフタ閉めれるし。ほら、カフェオレも実は種類が違うんだよ」と、さも『究極の差し入れ』みたいなトーンで言いだしたのである。めちゃくちゃうれしいけど、そこまでではない。しかも小橋川さんが言ってるのはシンプルにペットボトルの利点だ。散々トンツカタン3人からバッシングを受けた小橋川さんはトボトボと楽屋を出ていった。聞くところによるとそのあと僕らの単独ライブのチラシで指を切ったらしい。なぜかバチが彼に当たってしまった。

 

そのあと後輩のアンダーパー近藤が挨拶しに来てくれた。

f:id:oishiikabegami:20170724205304j:plain

「今日見学させていただきます!」

よく見ると近藤の髪がきちんとセットされている。「なにか仕事してから来たの?」と聞いたら

f:id:oishiikabegami:20170724205309j:plain

「いえ!トンツカタンさんの単独ってことでセットしてきました!」

狂気である。絶対に入れなくていい気合いを入れてきている。おそらく僕がなにも言わなかったら永久に明かされることはなかったであろう事実。これが近藤という男である。

10月25日DVD発売

今回の単独ライブが10月25日にDVDで発売されるので今回来られなかった方はもちろん、来てくださった方にもぜひお買い求めいただきたい。ここでしか見られないネタ、会場に衝撃を与えた僕の卒業アルバムや菅原脚本のVR作品などの幕間映像、そしてさらに特典映像でネタ4本!すこしでも興味あればぜひ。

おまけ

f:id:oishiikabegami:20170724202242j:plain

手伝ってくれた後輩芸人、肉体戦士ギガのコップ。これは同じ現場に魔法戦士ギガがいるときの表記だろ!