単独ライブ終わったバナシ
単独ライブを終えて
7月21日、22日に行われたトンツカタン単独ライブ『トンツカタンⅠ~君の笑顔の為だけに~』が無事終了した。初めて3公演やらせていただいたけど、周りの皆さんのサポートのおかげでなんとかやりきることができた。今回僕らが単独ライブをやらせていただくのは3回目なのだが、この『周りへの感謝』というのは毎回強く思っていて、手伝ってくれた後輩たちとの打ち上げで乾杯のあいさつをする時「今回はみんなが手伝ってくれたおかげでなんとかなりました。だからみんなが困った時はいつでも言ってくれ。必ず駆けつけるから」と言った。完全に名言だと思ったので言ったあと少しだけみんなの顔を見渡したら全員真顔だった。誰にも刺さっていなかった。なんだったら「早く飲ませろよ」くらいの目をしているやつもいた。僕はビビってすかさず「乾杯!!!!」と、その日ネタを20本やったとは思えないほどの声量でごまかした。おそらくそのせいでその日僕は何度か無視された。
単独ライブ前日
もちろん先輩たちにもたくさん助けていただいた。衣装を貸していただいたり、差し入れ持って見学しに来てくれたり、「行けないけどがんばって!」とLINEしてくれたり。その中でもじぐざぐジャンプさんに関しては単独の前日の稽古中に差し入れを持って現れてくれた。
「お茶とスポーツドリンクと栄養ドリンク。もちろん紙コップもあるから。で、甘いもの食べたいと思うからお菓子を何個か。あ、あと森本個人にこれあげようと思って…」
と言いながら取りだしたのが
「うんこ漢字ドリルね」
僕が思わず「なんでだよ!!」と言うと、ジャンプさんはサングラスをクイっと上げながら「それが聞きたかったんだ」と言って稽古場を去っていった。トータルなんでだよ。
単独ライブ当日
本番当日は楽屋にいろんな人が差し入れを持ってやってきてくれた。せっかくなのでひとりひとり写真に撮ろうと思い立ったのだが
おとぎばなし花里
アナクロニスティック長谷川
を撮ってから「ちょっと忙しいしめんどくさいな…」と思って断念してしまった。しかしそんな中でも思わず撮ってしまったのが
魂ず小橋川さんである。というのも、ペットボトルのカフェオレとミルクティーを持ってきてくれたところまでは非常にありがたかったのだが、それについて「俺も単独やったからわかるけど、こういう差し入れが一番うれしいでしょ?いつでも飲めるし、飲みきらなくてもフタ閉めれるし。ほら、カフェオレも実は種類が違うんだよ」と、さも『究極の差し入れ』みたいなトーンで言いだしたのである。めちゃくちゃうれしいけど、そこまでではない。しかも小橋川さんが言ってるのはシンプルにペットボトルの利点だ。散々トンツカタン3人からバッシングを受けた小橋川さんはトボトボと楽屋を出ていった。聞くところによるとそのあと僕らの単独ライブのチラシで指を切ったらしい。なぜかバチが彼に当たってしまった。
そのあと後輩のアンダーパー近藤が挨拶しに来てくれた。
「今日見学させていただきます!」
よく見ると近藤の髪がきちんとセットされている。「なにか仕事してから来たの?」と聞いたら
「いえ!トンツカタンさんの単独ってことでセットしてきました!」
狂気である。絶対に入れなくていい気合いを入れてきている。おそらく僕がなにも言わなかったら永久に明かされることはなかったであろう事実。これが近藤という男である。
10月25日DVD発売
今回の単独ライブが10月25日にDVDで発売されるので今回来られなかった方はもちろん、来てくださった方にもぜひお買い求めいただきたい。ここでしか見られないネタ、会場に衝撃を与えた僕の卒業アルバムや菅原脚本のVR作品などの幕間映像、そしてさらに特典映像でネタ4本!すこしでも興味あればぜひ。
おまけ
手伝ってくれた後輩芸人、肉体戦士ギガのコップ。これは同じ現場に魔法戦士ギガがいるときの表記だろ!