トンツカタン森本バナシ

プロダクション人力舎所属、トンツカタン森本のブログ

インターナショナルスクール時代の友人の誕生日会バナシ

日本にいるみんなで誕生日会

先日、高校時代の友人の誕生日会に参加した。僕は東京のインターナショナルスクール出身なので多くの同級生が海外に行っているため、日本にいる数少ない連中で集まることになった。もちろんみんな就職して立派な社会人として働いている。後輩とご飯に行っても2000円しか出さないことを『威風堂々と宣言』している僕とは大違いだ。

2000円宣言バナシ - トンツカタン森本バナシ

最高の流れ

誕生日である当人を除いた5人でグループラインを作り、なにをプレゼントするかの相談が行われた。

「なにがいいかな?」

「あいつ車好きだからそれ関連とか?」

「じゃあみんなでトミカをプレゼントするってのはどう?笑」

いいぞ。とてもいい流れだ。トミカなら余裕で買える。僕は嬉々として返信した。

「いいねー!!!!!!!!!笑」

トミカと…」

数日後、グループラインにこのようなメッセージが届いた

「みんなもうプレゼントは買った?ちなみに俺は買ったよ!」

なるほど。プレゼントするトミカの車種がかぶってしまってはよくないのでここで把握しておかなければならない。なにを買ったのか聞くと

トミカとドローンだよー」

ドローン!?一瞬なにが起きたのかわからなかった。どうやらトミカはあくまでプレゼントのおまけ的な扱いだったらしく、それとは別にメインのプレゼントをあげるという計画だったようだ。危うく『トミカ単品』で乗り込むところだった。…ドローン!?

プレゼント選び

非常にまずいことになった。プレゼントの金額で彼らと争うのは無謀すぎる。こうなったらパワーよりもテクニックでなんとかするしかない。なるべく安価でいて喜んでくれそうなものはないかと熟考したがなにも思いつかず。もうあきらめて『トミカの数を増やす』というノーテクニック作戦でいこうと決意しようとしたその瞬間

「待てよ…DVDがあるじゃないか」

ひらめいた。僕たちトンツカタンが10月に発売した単独ライブのDVDをあげればいいじゃないか。早速プレゼント用のDVDを手売り分から持ち出そうとすると

「手元に1枚もない…」

ありがたいことにちょうど手売り分が売り切れて、また新たに調達をお願いしている最中だった。誕生日会までに間に合いそうにない。そこで僕は以前ゾフィー上田さんが「渋谷のタワレコトンツカタンのDVDが売ってたよー!」と、『様々な角度から僕らのDVDを撮った写真』が大量に送られてきたことを思い出し、渋谷のタワーレコードへと向かった。

相殺

上田さんから送られてきた写真を頼りに渋谷のタワーレコードのお笑いコーナーへ向かうと、無事僕らのDVDを発見した。見つけた瞬間、「売れてなくてよかった」という感情と「売れてないのはダメだろ」という感情がぶつかって相殺し、『完全なる無感情』でDVDを手にとってレジに直行した。

スヌーピーで…」

レジでお会計をしてもらっている最中、なにげなくパッケージを見ていると、当然のように僕の顔が写っている。

「あれ、これ自分で自分のDVD買ってるってバレるのでは…?」

急に恥ずかしくなった僕は店員さんになるべく顔が見られないように斜め下を向きながら

「あ、あの、ギフトラッピング、お願いします…」

「かしこまりました!こちらクリスマス用のものと、スヌーピーのがありますがどちらにしますか?」

「あ、じゃあ、スヌーピーで…」

おそらく史上初の『ノールックで選ぶ客』に店員さんも戸惑ったことだろう。こうして『レジ通すタイプの万引き犯』みたいな挙動不審っぷりを経て無事プレゼント用のDVDを入手することに成功した。

思いがけぬプレゼント

そして誕生日会当日、友人にプレゼントを渡すととても喜んでくれた。

「晋太郎(僕の下の名前)が芸人やってるのは本当に俺の自慢なんだよ。ほら、俺前に料理人やってたでしょ?だから毎週ぐるナイ録画してるんだけど、そこにトンツカタンが出た時ほどうれしかったことはないよ」

むしろこっちがプレゼントをもらったくらいうれしいことを言ってくれた。あと、『料理人としての観点』からゴチ見てるやついたんだ。

 

みんな忙しいのでたまにしか会えないけど、芸人としてがんばってもっと元気な姿を見せたいなと思った夜だった。

 

 

ドローン!?